LUNA TECH / COLUMN

AI初心者の社長が最初にAIに言う言葉10選

AI初心者の社長は、プロンプトを勉強するより「部下に頼む言葉」でAIに話しかければ足ります。最初の一言の例を10個、うまくいかないときの言い直し方、2回目から説明が短くなっていく理由を、順に説明します。

この記事の目次

CONTENTS

  1. 01プロンプトを勉強しなくていい理由
  2. 02最初の一言の例10個
  3. 03うまくいかないときの言い直し方
  4. 042回目から変わること
  5. 05よくある質問

ANSWER / この記事の結論

AI初心者の社長が最初にAIに言う言葉は、部下に仕事を頼むときの言葉と同じで足ります。「この見積、前回と同じ形式で作って」のように、いま手元にある仕事をそのまま言葉にします。この記事では、プロンプトを勉強しなくていい理由と、最初の一言の例10個を紹介します。うまくいかないときの言い直し方と、2回目から変わることも説明します。

01プロンプトを勉強しなくていい理由

業務向けに作られたAIなら、プロンプトを勉強しなくても普段の言葉で足ります。

プロンプトとは、AIへの指示文のことです。「プロンプトの書き方」の講座や本は多く、役割を与える、条件を並べる、出力形式を指定する、といった型が紹介されています。これらは、汎用のチャットAIに業務の前提をゼロから伝えるための工夫です。

会社専用AIの Luna AI(株式会社Luna Tech)には、調査/見積書・提案書/議事録/記録整理/振り返り/抜け漏れ点検/クレーム初動/資金繰り点検などの業務スキルが最初から入っています。業務スキルとは、業務ごとの進め方をあらかじめ組み込んだ機能のことです。進め方が入っているので、社長が指示文の中で進め方を説明する必要がありません。「普段の言葉」で指示でき、複雑なプロンプトは不要です。

部下に頼むときのことを思い出してください。

  • 何を(見積書、議事録、調べもの)
  • どうやって(前回と同じで、この資料をもとに)
  • どんな形で(お客様に渡す用、箇条書きで)

この3つがそろえば伝わります。そろっていなくても、始められます。足りない分は、出てきたものを見てから足せばいいからです。

たとえば、小規模法人の社長が新しく入った事務員に見積書を頼むとします。「役割はベテラン経理担当です。以下の条件で……」とは言いません。「この見積、前回のと同じ形で作って。金額は後で見る」と言います。AIへの最初の一言も、これと同じです。

02最初の一言の例10個

最初の一言は、いま手元にある仕事をそのまま言葉にしたもので十分です。

Luna AIの業務スキルに沿って、10個並べます。どれも、そのまま言って構いません。

  1. 「先週の打ち合わせのメモを議事録にして」 メモを渡すだけで、議事録の形になります。決定事項と宿題を分けて書いてほしければ、後から足します。
  2. 「この見積、前回と同じ形式で作って」 前回の見積書を渡します。項目と順番はそのまま、相手と条件を変えたものが出てきます。金額の最終確認は社長です。
  3. 「この会社について調べて。取引先候補として見るべき点をまとめて」 調査スキルの使い方です。出てきた内容の出典は、社長が確認します。
  4. 「今日やったことを日報にして」 その日の会話や作業から日報を作ります。夜に書く仕事が、確認する仕事に変わります。
  5. 「今月の入金と支払いを並べて、抜けがないか見て」 資金繰り点検スキルの入口です。AIがやるのは並べることと見落としの指摘まで。判断は社長と税理士が行います。
  6. 「クレームの電話があった。最初に何を確認すべきか並べて」 クレーム初動スキルです。謝罪文を書かせるのではなく、事実確認・期限・連絡順を落ち着いて並べさせます。
  7. 「この提案書、前回のをもとに相手の名前と条件を変えて」 ゼロから書かせるより、前回の提案書を材料にする方が、あなたの提案に近くなります。
  8. 「今週の仕事を振り返って、やり残しを出して」 振り返りスキルです。1週間の記録から、終わっていないことを抜き出します。
  9. 「このメールに、失礼のない返事の下書きを作って」 相手のメールを渡します。送る前に、社長が読んで直します。
  10. 「この作業、次から同じ手順でできるように覚えておいて」 直し終わった仕事に、この一言を足します。次回は「前と同じで」で通るようになります。

10個に共通するのは、「いま机の上にある仕事」を言葉にしている点です。抽象的な相談ではなく、具体的な成果物が決まっています。AIに頼むときに迷うのは、頼む対象が決まっていないときです。対象が決まれば、言葉は自然に出てきます。

03うまくいかないときの言い直し方

出てきたものが違うときは、「違う」と言って、直してほしい点を1つだけ足します。

言い直しの型は4つです。

  1. 前回の資料を渡す 「これに合わせて」。文章で説明するより、実物を渡す方が早く伝わります。
  2. 直す点を1つ言う 「この項目を先に」「この言い方はしない」。まとめて直そうとせず、1つずつ伝えます。
  3. 目的を言う 「お客様に渡す用」「自分の確認用」。同じ議事録でも、渡す相手で書き方が変わります。
  4. 形式を言う 「箇条書きで」「表で」「短く」。形が違うだけなら、これで直ります。

やらなくていいことも書いておきます。

  • 長い指示文を書き直す
  • 専門用語を使う
  • 最初から完璧な指示を目指す

たとえば、個人事業主が「打ち合わせのメモを議事録にして」と頼み、出てきた議事録が長すぎたとします。言い直しは「長い。決定事項と宿題だけにして」で足ります。それでも違えば、「前回の議事録と同じ長さで」と前回の資料を渡します。言い直しを重ねるうちに、形になっていきます。

言い直しは失敗ではありません。直した内容が、次回の材料になります。Luna AIでは、直した点が記録として残るので、同じ直しを繰り返す必要がなくなります。

042回目から変わること

2回目からは、前回の記録と直した点が残っているので、説明が短くなります。

Luna AIが「育つ」と言っているのは、この変化のことです。段階は3つあります。

  1. 記録を残す — 会話から、仕事の進め方・判断・結果を自動で記録する
  2. 手順の型化 — 「前と同じで」で対応できるようになる
  3. 再発防止 — 失敗をルールにして、先回りする

初回は、前回の資料を渡し、出てきたものを直します。2回目は、「前と同じで」で通るかを試します。繰り返す仕事は自動で手順化されるので、通ることが増えていきます。3回目以降は、条件の違いだけを伝えます。「前と同じで、相手はこの会社」。

一般的なチャットAIでは、会話ごとに前提を伝え直す必要があります。会話履歴は残っても、次の仕事のときに引ける形にはなっていないからです。Luna AIでは、会話履歴ではなく実務に使える形で記録が蓄積されます。だから、2回目の一言は初回より短くなります。

たとえば、1人法人の社長が初回に「この見積、前回と同じ形式で作って」と頼み、項目の順番と注意書きを直したとします。2回目は「見積、前と同じで。相手はこの会社」で、直した順番と注意書きが入った下書きが出ます。3回目は「見積、前と同じで」だけです。最初の一言は、回を重ねるほど短くなります。

05よくある質問

AIに何を頼めばいいか分かりません。何から始めればいいですか?

いま机の上にある仕事を、そのまま言葉にしてください。「この見積、前回と同じ形式で作って」「先週の打ち合わせのメモを議事録にして」のように、成果物が決まっている仕事から始めます。抽象的な相談より、具体的な仕事の方が最初の一言を出しやすいです。

AIへの指示は、敬語や丁寧語で書いた方がいいですか?

どちらでも構いません。Luna AIは普段の言葉で指示できます。大事なのは言葉づかいではなく、「何を」「前回と同じで」「どんな形で」の3つが伝わることです。部下に頼むときの言い方で足ります。

AIが間違った答えを出したらどうすればいいですか?

「違う」と言って、直してほしい点を1つ伝えてください。金額・日付・固有名詞は、AIの出力を社長が必ず確認します。Luna AIでは直した点が記録に残るので、次回は同じ間違いが減っていきます。

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