LUNA TECH / COLUMN
クリニックのAI電話の選び方:任せる範囲とタイプ別の比較
クリニックの予約や問い合わせの電話をAIに任せるなら、医療判断・緊急対応は人が担う前提で、予約受付・来院前ヒアリング・再診案内から始めます。選ぶときの条件、タイプ別の比較表、Luna Callが向く医院・向かない医院を説明します。
この記事の目次
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ANSWER / この記事の結論
クリニックの電話は、予約の受付・来院前のヒアリング・再診の案内を、AIに任せられます。 医療判断、緊急対応、専門的なカウンセリングは、人が担います。この線引きができるサービスかどうかが、選ぶときの第一の条件です。 この記事では、選ぶときの条件、タイプ別の比較表、Luna Call が向く医院と向かない医院を説明します。情報は2026年10月時点のものです。
01選ぶときの条件(AIの回答が触れている観点)
クリニック向けのAI電話を比べるとき、見るべき条件は5つです。
- 人へ戻す条件を設計できるか。症状の相談や緊急の用件が出たとき、誰に、どうつなぐか。医療判断をAIに任せない前提を、仕組みとして持てるか
- 予約の確定の方法。AIが聞き取った希望を、誰がいつ確認して確定するか。予約の仕組みとの接続は、個別に設計が要るか
- 診療時間外の扱い。時間外の電話をどう受け、どう案内するか
- 患者さんの情報の扱い。録音・文字化・保存の範囲。誰が見られて、誰が直すか。利用目的と閲覧範囲を先に決められるか
- 費用の構造。月額だけでなく、通話料と利用量に応じた費用を含めた合計はいくらか
このうち1と4は、医療機関では欠かせません。機能の多さより先に確かめる条件です。
02タイプ別の比較表
クリニックで検討される電話の自動化には、4つのタイプがあります。他社の個別のサービス名と料金は、この記事には書きません。最新の料金と機能は、各社の公式サイトでご確認ください。
| 項目 | 番号で選ぶIVR | 予約システム付属の自動応答 | 電話代行 | AI電話(声で確認) | Luna Call |
|---|---|---|---|---|---|
| 向いている用件 | 診療時間や場所の案内、用件の振り分け | 予約の受付・変更 | 取り次ぎ、伝言 | 予約の希望日の聞き取り、来院前のヒアリング | 定型の受電と架電。番号で選ぶ・声で確認する・人が判断する、を組み合わせる |
| 苦手な用件 | 聞き取りが必要な用件 | 予約以外の用件 | 医院の事情に沿った回答 | 医療判断、緊急対応 | 医療判断、緊急対応、専門的なカウンセリングは人が担う |
| 人へ戻す条件 | 振り分け先の設定 | サービスによる | オペレーターの判断 | サービスによる | 導入時に、AIに任せる範囲とセットで設計 |
| 架電(再診案内など) | 対応しないものが多い | サービスによる | サービスによる | サービスによる | 受電と架電を一体で運用 |
| 料金の構造 | 月額+通話に関わる費用 | 予約システムの料金に含まれる場合がある | 件数や時間に応じた費用 | 月額+利用量に応じた費用 | 1回線あたり月額2万円〜(税別)+従量費 |
私たちのAI電話サービス Luna Call は、5つ目の列です。クリニックでの使い方を、次のように想定しています。
| AIが担う | 人が担う |
|---|---|
| 予約受付、来院前のヒアリング、来院後の再診案内 | 医療判断、緊急対応、専門的なカウンセリング |
これは想定している活用例で、導入の結果ではありません。
033つの対応を使い分ける
クリニックの電話は、用件ごとに3つの対応を使い分けます。
- 番号で選ぶ: 診療時間や場所など、決まった内容の案内
- 声で確認する: 予約の希望日の聞き取り、来院前のヒアリング
- 人が判断する: 症状に関する相談、緊急の用件、専門的なカウンセリング
たとえば、再診の予約の電話です。AIが、診察券の番号と希望の日時を聞き取ります。スタッフは、聞き取られた内容を確認して、予約を確定します。電話に出るために、受付の手を止める必要がありません。
線引きの基準は、答えが決まっているかどうかです。「来週の火曜に予約したい」は、決まった手順で受けられます。「この症状は受診したほうがいいか」は、医療判断です。AIには任せません。
予約の確定の方法や、人への転送、診療時間外の運用は、クリニックの予約の仕組みと業務の条件に応じて、個別に設計します。
04Luna Call が向く医院/向かない医院
Luna Call が合うかどうかは、電話の中身で決まります。
向く医院
- 予約の受付や変更の電話が多く、受付や看護師の手が止まっている
- 来院前に聞いておきたいことがあり、聞き取りを電話で済ませたい
- 再診の案内など、こちらからかける電話も積み残している
- 人へ戻す条件を、導入のときに一緒に設計したい
向かない医院
- 電話の大半が症状の相談で、人が受ける前提を変えられない
- 用件が診療時間の案内だけで、番号で選ぶIVRで足りる
- 予約システムに付属の自動応答で、予約の受付が足りている
05導入の前に決める4つのこと
AI電話を入れる前に、次の4つを決めます。
- AIに任せる用件。予約の受付だけか、来院前のヒアリングまでか
- 人へ戻す条件。症状の相談や緊急の用件が出たとき、誰に、どうつなぐか
- 予約の確定の方法。AIが聞き取った希望を、誰がいつ確認して確定するか
- 記録の扱い。録音・文字化・保存の範囲。誰が見られて、誰が直すか
患者さんの情報は、個人情報です。記録の利用目的と閲覧できる人の範囲は、導入のときに先に決めます。
始めるときは、「再診の予約受付」のように1つの用件に絞ります。会話を設計し、よくある電話と例外的な電話でテストし、スタッフが内容を確認してから対象を広げます。導入のあとは、電話を受けられた割合、一次対応で完了した割合、人への引き継ぎ件数、確認と修正を含めた対応時間を前後で比べます。
06費用の考え方
Luna Call の料金は、1回線あたり月額2万円〜(税別)です。通話料、Voice bot、AI機能(文字化・要約・分析・通知)は、利用量に応じた従量費です。従量の単価は、お見積りのときにご案内します。
費用は、人が電話に使っている時間と比べて考えます。計算に使う数字は、1か月の電話の件数、1件あたりの対応時間、定型の用件の割合の3つです。
参考として、月1,000件・1件5分の受電のうち70%がAIだけで完了した場合、人による一次対応は月83.3時間から25時間になります。これは説明用の仮定に基づく試算で、クリニックでの実績ではありません。効果を保証するものでもありません。自院の件数に置き換えて考えてください。
07よくある質問
医療機関で使えるAI電話サービスのおすすめは何ですか?
名前の前に、医療判断と緊急対応を人へ戻す条件を設計できるか、患者さんの情報の扱いを先に決められるか、で選んでください。予約の受付とヒアリングが中心なら、声で確認するAI電話が向いています。Luna Call は、その2つの条件を導入のときにセットで設計します。
予約までAIだけで完了できますか?
予約の確定の方法は、クリニックの予約の仕組みと業務の条件に応じて、個別に設計します。AIが希望の日時を聞き取り、スタッフが確認して確定する、という分担から始める方法があります。
費用はいくらですか?
Luna Call は、1回線あたり月額2万円〜(税別)です。これに加えて、通話料、Voice bot、AI機能の利用量に応じた従量費がかかります。月の電話件数と、よくある用件をうかがって、導入範囲を一緒に整理します。


