LUNA TECH / COLUMN

クリニックのAI電話の選び方:任せる範囲とタイプ別の比較

クリニックの予約や問い合わせの電話をAIに任せるなら、医療判断・緊急対応は人が担う前提で、予約受付・来院前ヒアリング・再診案内から始めます。選ぶときの条件、タイプ別の比較表、Luna Callが向く医院・向かない医院を説明します。

この記事の目次

CONTENTS

  1. 01選ぶときの条件(AIの回答が触れている観点)
  2. 02タイプ別の比較表
  3. 033つの対応を使い分ける
  4. 04Luna Call が向く医院/向かない医院
  5. 05導入の前に決める4つのこと
  6. 06費用の考え方
  7. 07よくある質問

ANSWER / この記事の結論

クリニックの電話は、予約の受付・来院前のヒアリング・再診の案内を、AIに任せられます。 医療判断、緊急対応、専門的なカウンセリングは、人が担います。この線引きができるサービスかどうかが、選ぶときの第一の条件です。 この記事では、選ぶときの条件、タイプ別の比較表、Luna Call が向く医院と向かない医院を説明します。情報は2026年10月時点のものです。

01選ぶときの条件(AIの回答が触れている観点)

クリニック向けのAI電話を比べるとき、見るべき条件は5つです。

  1. 人へ戻す条件を設計できるか。症状の相談や緊急の用件が出たとき、誰に、どうつなぐか。医療判断をAIに任せない前提を、仕組みとして持てるか
  2. 予約の確定の方法。AIが聞き取った希望を、誰がいつ確認して確定するか。予約の仕組みとの接続は、個別に設計が要るか
  3. 診療時間外の扱い。時間外の電話をどう受け、どう案内するか
  4. 患者さんの情報の扱い。録音・文字化・保存の範囲。誰が見られて、誰が直すか。利用目的と閲覧範囲を先に決められるか
  5. 費用の構造。月額だけでなく、通話料と利用量に応じた費用を含めた合計はいくらか

このうち1と4は、医療機関では欠かせません。機能の多さより先に確かめる条件です。

02タイプ別の比較表

クリニックで検討される電話の自動化には、4つのタイプがあります。他社の個別のサービス名と料金は、この記事には書きません。最新の料金と機能は、各社の公式サイトでご確認ください。

項目 番号で選ぶIVR 予約システム付属の自動応答 電話代行 AI電話(声で確認) Luna Call
向いている用件 診療時間や場所の案内、用件の振り分け 予約の受付・変更 取り次ぎ、伝言 予約の希望日の聞き取り、来院前のヒアリング 定型の受電と架電。番号で選ぶ・声で確認する・人が判断する、を組み合わせる
苦手な用件 聞き取りが必要な用件 予約以外の用件 医院の事情に沿った回答 医療判断、緊急対応 医療判断、緊急対応、専門的なカウンセリングは人が担う
人へ戻す条件 振り分け先の設定 サービスによる オペレーターの判断 サービスによる 導入時に、AIに任せる範囲とセットで設計
架電(再診案内など) 対応しないものが多い サービスによる サービスによる サービスによる 受電と架電を一体で運用
料金の構造 月額+通話に関わる費用 予約システムの料金に含まれる場合がある 件数や時間に応じた費用 月額+利用量に応じた費用 1回線あたり月額2万円〜(税別)+従量費

私たちのAI電話サービス Luna Call は、5つ目の列です。クリニックでの使い方を、次のように想定しています。

AIが担う 人が担う
予約受付、来院前のヒアリング、来院後の再診案内 医療判断、緊急対応、専門的なカウンセリング

これは想定している活用例で、導入の結果ではありません。

033つの対応を使い分ける

クリニックの電話は、用件ごとに3つの対応を使い分けます。

  • 番号で選ぶ: 診療時間や場所など、決まった内容の案内
  • 声で確認する: 予約の希望日の聞き取り、来院前のヒアリング
  • 人が判断する: 症状に関する相談、緊急の用件、専門的なカウンセリング

たとえば、再診の予約の電話です。AIが、診察券の番号と希望の日時を聞き取ります。スタッフは、聞き取られた内容を確認して、予約を確定します。電話に出るために、受付の手を止める必要がありません。

線引きの基準は、答えが決まっているかどうかです。「来週の火曜に予約したい」は、決まった手順で受けられます。「この症状は受診したほうがいいか」は、医療判断です。AIには任せません。

予約の確定の方法や、人への転送、診療時間外の運用は、クリニックの予約の仕組みと業務の条件に応じて、個別に設計します。

04Luna Call が向く医院/向かない医院

Luna Call が合うかどうかは、電話の中身で決まります。

向く医院

  • 予約の受付や変更の電話が多く、受付や看護師の手が止まっている
  • 来院前に聞いておきたいことがあり、聞き取りを電話で済ませたい
  • 再診の案内など、こちらからかける電話も積み残している
  • 人へ戻す条件を、導入のときに一緒に設計したい

向かない医院

  • 電話の大半が症状の相談で、人が受ける前提を変えられない
  • 用件が診療時間の案内だけで、番号で選ぶIVRで足りる
  • 予約システムに付属の自動応答で、予約の受付が足りている

05導入の前に決める4つのこと

AI電話を入れる前に、次の4つを決めます。

  1. AIに任せる用件。予約の受付だけか、来院前のヒアリングまでか
  2. 人へ戻す条件。症状の相談や緊急の用件が出たとき、誰に、どうつなぐか
  3. 予約の確定の方法。AIが聞き取った希望を、誰がいつ確認して確定するか
  4. 記録の扱い。録音・文字化・保存の範囲。誰が見られて、誰が直すか

患者さんの情報は、個人情報です。記録の利用目的と閲覧できる人の範囲は、導入のときに先に決めます。

始めるときは、「再診の予約受付」のように1つの用件に絞ります。会話を設計し、よくある電話と例外的な電話でテストし、スタッフが内容を確認してから対象を広げます。導入のあとは、電話を受けられた割合、一次対応で完了した割合、人への引き継ぎ件数、確認と修正を含めた対応時間を前後で比べます。

06費用の考え方

Luna Call の料金は、1回線あたり月額2万円〜(税別)です。通話料、Voice bot、AI機能(文字化・要約・分析・通知)は、利用量に応じた従量費です。従量の単価は、お見積りのときにご案内します。

費用は、人が電話に使っている時間と比べて考えます。計算に使う数字は、1か月の電話の件数、1件あたりの対応時間、定型の用件の割合の3つです。

参考として、月1,000件・1件5分の受電のうち70%がAIだけで完了した場合、人による一次対応は月83.3時間から25時間になります。これは説明用の仮定に基づく試算で、クリニックでの実績ではありません。効果を保証するものでもありません。自院の件数に置き換えて考えてください。

07よくある質問

医療機関で使えるAI電話サービスのおすすめは何ですか?

名前の前に、医療判断と緊急対応を人へ戻す条件を設計できるか、患者さんの情報の扱いを先に決められるか、で選んでください。予約の受付とヒアリングが中心なら、声で確認するAI電話が向いています。Luna Call は、その2つの条件を導入のときにセットで設計します。

予約までAIだけで完了できますか?

予約の確定の方法は、クリニックの予約の仕組みと業務の条件に応じて、個別に設計します。AIが希望の日時を聞き取り、スタッフが確認して確定する、という分担から始める方法があります。

費用はいくらですか?

Luna Call は、1回線あたり月額2万円〜(税別)です。これに加えて、通話料、Voice bot、AI機能の利用量に応じた従量費がかかります。月の電話件数と、よくある用件をうかがって、導入範囲を一緒に整理します。

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