LUNA TECH / COLUMN
IVRとAI電話の違い:番号で選ぶか、声で確認するか
IVRとAI電話の違いは、お客さまに番号で選ばせるか、声で用件を聞き取るかです。向いている用件と苦手な用件を表で比べ、用件ごとに組み合わせる考え方、受電と架電の違い、導入前に確認する5つの項目を説明します。
この記事の目次
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ANSWER / この記事の結論
IVRとAI電話の違いは、お客さまに「番号で選ばせる」か、「声で用件を聞き取る」かです。 選択肢がはっきりした用件はIVRが、会話で情報を揃える用件はAI電話が向いています。 どちらか一方に決める必要はありません。用件ごとに組み合わせ、相談や例外は人が受けます。
01IVRとは:番号で選ぶ自動応答
IVRは、音声ガイダンスに従って、お客さまが番号を押して用件を選ぶ仕組みです。自動音声応答とも呼ばれます。
「ご予約の方は1を、お問い合わせの方は2を押してください」という案内が、IVRです。
向いている用件
- 選択肢がはっきりしている用件
- 担当部署への振り分け
- 営業時間や場所など、決まった内容の案内
苦手な用件
- 選択肢のどれにも当てはまらない用件
- 名前や希望日など、聞き取りが必要な用件
選択肢が増えると、お客さまは最後まで聞かないと選べません。IVRは、選択肢が少なく、はっきりしているときに力を発揮します。
02AI電話とは:声で確認する自動応答
AI電話は、お客さまが話した内容をAIが聞き取り、会話で必要な情報を揃える仕組みです。ボイスボットとも呼ばれます。
お客さまは、番号を押さずに用件を話します。AIは、足りない情報を質問して確かめます。
向いている用件
- 予約の受付や変更
- 状況の確認
- 問い合わせの内容のヒアリング
気をつける用件
- 判断や相談が必要な用件
- クレームや例外的な用件
AI電話は、聞き取りはできますが、判断はしません。判断が必要な用件を、どの条件で人に戻すか。これを先に決めておくことが前提です。
03IVRとAI電話の違いを表で比べる
2つの違いは、お客さまの操作と、向いている用件に表れます。
| 項目 | IVR(番号で選ぶ) | AI電話(声で確認する) |
|---|---|---|
| お客さまの操作 | 音声ガイダンスを聞き、番号を押す | 用件を話す |
| 向いている用件 | 選択肢がはっきりしている用件 | 会話で情報を揃える用件 |
| 苦手な用件 | 選択肢に収まらない用件 | 判断や相談が必要な用件 |
| 設計で決めること | 選択肢と、振り分け先 | 質問と回答、人へ戻す条件 |
| 費用で確認すること | 月額と、通話に関わる費用 | 月額に加えて、AIの利用量に応じた費用 |
費用の体系はサービスごとに違います。比べるときは、月額だけでなく、通話料や利用量に応じた費用まで含めて確認します。
04どちらかではなく、用件ごとに組み合わせる
IVRかAI電話かの二択にする必要はありません。用件ごとに、合う対応を選びます。
対応の種類は3つです。
- 番号で選ぶ: 選択肢がはっきりしている用件
- 声で確認する: 会話で情報を揃える用件
- 人が判断する: 相談や例外
たとえば、クリニックの電話です。診療時間の案内は、番号で選ぶほうが早く済みます。予約の受付は、希望日を声で確認します。症状の相談は、人が受けます。1本の電話番号の中で、3つの対応を使い分けます。
私たちのAI電話サービス Luna Call は、この3つの対応を用件ごとに組み合わせる設計です。導入のときに、AIに任せる範囲と、人へ戻す条件をセットで決めます。
05受電だけか、架電もか
もう1つの違いは、受ける電話だけを扱うか、かける電話も扱うかです。
電話の仕事は、受けて終わりではありません。折り返し、日程の確認、問い合わせ後の初回連絡。かける電話が、後ろに積み残されていきます。
Luna Call は、受電と架電を一体で運用できます。定型の受電を受けながら、空いた時間に既存のお客さまへ架電する、という設計です。架電は、対象・案内内容・停止条件を定めたうえで運用します。
06導入前に確認する5つの項目
IVRでもAI電話でも、導入前に確認する項目は同じです。
- AIや自動応答に任せる範囲。どの用件を任せ、どの用件は任せないか
- 人へ戻す条件。どうなったら人につなぐか。緊急の用件はどう扱うか
- 使える電話番号。今の番号を使えるか。新しい番号の種類は何か
- 記録の扱い。録音・文字化・保存の範囲。誰が見られて、誰が直すか
- 費用の内訳。月額と、利用量に応じた費用。いつから課金されるか
Luna Call の場合は、次のとおりです。
- 電話番号は、050・03・0120に加え、市外局番に対応します。既存の番号の接続方法と対応範囲は、個別に確認します
- 録音・文字化・保存の範囲と、記録の閲覧範囲・修正の担当は、導入のときに先に決めます
- 料金は、1回線あたり月額2万円〜(税別)です。通話料、Voice bot、AI機能(文字化・要約・分析・通知)は、利用量に応じた従量費です
07よくある質問
IVRとAI電話(ボイスボット)の違いは何ですか?
お客さまの操作が違います。IVRは、音声ガイダンスに従って番号を押して用件を選びます。AI電話は、お客さまが話した用件をAIが聞き取り、会話で必要な情報を揃えます。選択肢がはっきりした用件はIVRが、聞き取りが必要な用件はAI電話が向いています。
電話の自動応答を導入するなら、どちらがよいですか?
用件で決まります。振り分けや決まった案内が中心ならIVR、予約の受付や内容のヒアリングが多いならAI電話が向いています。実際には両方の用件が混ざるため、番号で選ぶ・声で確認する・人が判断する、を用件ごとに組み合わせる方法が現実的です。
AI電話を入れれば、人の電話対応はなくせますか?
なくす前提ではありません。AI電話が担うのは、定型の用件の一次対応です。判断や相談、クレームなどの例外は、人が受けます。大切なのは、AIに任せる範囲と、人へ戻す条件を、導入の前に決めておくことです。

