LUNA TECH / COLUMN
電話の取りこぼしを減らす:小さな会社のAI電話と費用の考え方
電話の取りこぼしは、人を増やさなくても減らせます。定型の用件をAIが受け、判断や相談だけを人が受ける分担にする方法です。対策の選択肢の比べ方、AI電話の費用が決まる仕組み、自社の件数での考え方を説明します。

ANSWER / この記事の結論
電話の取りこぼしは、人を増やさなくても減らせます。 定型の用件をAIが受け、判断や相談だけを人が受ける分担にする方法です。 費用は「月額+利用量に応じた費用」で決まります。自社の電話の件数と、定型の用件の割合から考えます。
01取りこぼしが起きる3つの場面
小さな会社の取りこぼしは、電話に出る人が、ほかの仕事もしているから起きます。
- 接客や作業の最中。目の前のお客さまや作業を止められず、電話に出られない
- 電話が重なったとき。1人が話している間に、次の電話が鳴る
- 折り返しの後回し。「あとでかけ直す」が積み重なり、連絡が遅れる
どれも、担当者の努力だけでは解決しにくい問題です。電話に出る人が、同じ時間に別の仕事を抱えているからです。
電話は、会社とお客さまをつなぐ最初の接点です。取り切れない着信と、後回しになる折り返しは、現場の負担になり、機会の損失にもつながります。
02対策の選択肢を比べる
取りこぼしへの対策は、大きく4つあります。
| 対策 | 仕組み | 向いている会社 | 気をつける点 |
|---|---|---|---|
| 人を増やす | 電話に出る人を採用する | 電話の内容に、判断や相談が多い | 採用と教育に時間がかかる |
| 電話代行 | 外部の人が電話を受け、内容を伝える | 件数が少なく、取り次ぎが中心 | 自社の事情に沿った回答は難しい |
| 番号で振り分ける(IVR) | お客さまが番号を押して用件を選ぶ | 用件の種類がはっきり分かれている | 聞き取りが必要な用件には向かない |
| AI電話 | AIが用件を聞き取り、必要な情報を揃える | 予約や確認など、定型の用件が多い | 任せる範囲と、人へ戻す条件を先に決める |
組み合わせることもできます。定型の用件はAI電話が受け、判断が必要な用件だけを人が受ける。これが、人を増やさずに取りこぼしを減らす分担です。
どれか1つが正解、ということはありません。電話の中身で決まります。判断や相談が中心なら、人が必要です。定型の用件が多いなら、AI電話が向いています。
まず、1週間だけ電話を数えてみてください。出られなかった件数と、用件の種類です。定型の用件が多ければ、分担を見直す余地があります。
03AI電話の費用は何で決まるか
AI電話の費用は、月額と、利用量に応じた費用の合計です。
私たちのAI電話サービス Luna Call の場合は、次のとおりです。
- 月額: 1回線あたり月額2万円〜(税別)
- 従量費: 通話料、Voice bot の利用料、AI機能(文字化・要約・分析・通知)の利用料。利用量に応じて変わります
従量の単価と課金の開始日は、お見積りのときにご案内します。月額だけで比べず、自社の件数で総額を確かめることが大切です。
04費用を何と比べるか
費用は、人が電話の一次対応に使っている時間と比べます。
計算に使う数字は3つです。
- 1か月の電話の件数
- 1件あたりの対応時間
- 定型の用件の割合(AIだけで完了できそうな割合)
たとえば、次の仮定で計算します。
- 月1,000件の受電があり、1件あたり5分かかっている
- 人の一次対応は、1,000件 × 5分 = 月83.3時間
- 70%がAIだけで完了すると、人の一次対応は残り30%の、月25時間
- 差は、約58.3時間/月
これは説明用の仮定に基づく試算で、実績や効果を保証するものではありません。残る30%は従来と同じ5分の一次対応と仮定しています。引き継ぎ後の対応や、確認・改善の工数は含みません。
件数が少ない会社では、減る時間も小さくなります。その場合は、時間だけでなく、出られなかった電話に応えられるかどうかも合わせて考えます。
05小さく始める
AI電話は、1つの業務から始めて、応対を確かめてから広げます。
- 業務を絞る。予約の受付、問い合わせ後の確認など、定型の用件を1つ選ぶ
- 会話を設計する。案内・質問・回答を整理する
- テストする。よくある電話と、例外的な電話で確かめる
- 運用を整える。確認と修正を重ね、対象を広げる
最初の業務は、件数が多く、案内の内容が決まっているものを選びます。効果を確かめやすく、会話の設計もしやすいからです。
導入のあとは、4つの数字を前後で比べます。
- 電話を受けられた割合
- 一次対応で完了した割合
- 人への引き継ぎが必要だった件数
- 確認・修正を含めた対応時間
Luna Call は、受ける電話だけでなく、かける電話にも対応します。後回しになっていた折り返しや日程の確認も、対象・案内内容・停止条件を定めたうえで、AIに任せられます。
06よくある質問
小さな会社でも、AI電話は導入できますか?
できます。大がかりな仕組みから始める必要はありません。予約の受付など、定型の用件を1つ選び、受け答えを確かめてから広げます。Luna Call の料金は、1回線あたりの月額と、利用量に応じた従量費で決まります。
AI電話の費用の目安はいくらですか?
Luna Call は、1回線あたり月額2万円〜(税別)です。これに加えて、通話料、Voice bot、AI機能の利用量に応じた従量費がかかります。総額は電話の件数で変わるため、月間の受電・架電の件数と、よくある用件をうかがってお見積りします。
取りこぼしを減らすには、何から始めればよいですか?
まず1週間、出られなかった電話の件数と、用件の種類を数えます。予約や確認などの定型の用件が多ければ、AI電話で受ける分担が向いています。判断や相談が中心なら、人を増やすか、電話を受ける時間帯を見直すほうが合います。
